英語は話せなくても自動翻訳がある?そんなことない英語力は必要です!!

英語は話せなくても自動翻訳がある?そんなことない英語力は必要です!!

自動翻訳やAIの技術が進化したら、言語の壁はなくなるのでしょうか?いいえ、英語の必要がなくなるっていうことはまずありえません。逆に、ちょっと英語を話せる程度の人ではなく、高いレベルで会話することが求められる時代が来るということが予測されます。今回は英語の必要性について考えてみましょう!

英語の必要性

英語の必要性

最近、IT系の技術者の中で注目を集めている分野が何かご存じですか?それは「AI」、つまり人工知能です。20世紀にも、一時期、話題になったことがありましたが、ここに来てさらなる発展がみられています。

AIの進化によって生活が便利になる反面、懸念されていることもあります。それは、AIやロボットの進出によって、人間の仕事がなくなるのではないかということです。

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が発表した内容によると、小売店販売員、会計士、コールセンターのオペレーター、レジ係などの仕事が将来AIに取って代わられることになると考えられているというようです。ホテルやレストランなど、すでに試験的にロボットを導入している会社もありますよね。

実際にこういった職業がなくなるかどうかはわかりません。しかし、AIの進歩は英語学習者にとっても一つの疑問を抱かせています。

それは、「英語を学習することって本当に必要なの?」ということです。

なぜなら、AIの技術は翻訳業界にも進出しているからです。「AIを使った翻訳って、まともに使える代物ではないんじゃないの?」と思ったそこのあなた、AIによる翻訳技術は以前とはまったく違うレベルに達しています。

例えば、「Google翻訳」というアプリを使ったことはありますか?私も以前、韓国人と「Google翻訳」を使って会話をしたことがあるのですが、その翻訳精度にはびっくしました。日常会話には問題ないレベルです。

翻訳精度の向上にはAIの「ディープラーニング」という技術が関係しています。簡単にいうと、機会が自分で自動的に学習していく技術のことです。

以前のGoogle翻訳では、誤訳が多かったり、「無味乾燥の直訳」といったかんじで、全然使えるものではありませんでした。しかし、Googleはディープラーニングを2016年9月に導入し、それ以降飛躍的に翻訳精度、スピードが向上したのです。

AIによって、今後も翻訳技術が向上していくことが期待されていますが、それに伴い、「英語を勉強しなくてもいいんじゃない?」って感じる人も増えているようです。

でも、英語の必要がなくなるっていうことは100パーセンとありえません。逆に、ちょっと英語を話せる程度の人ではなく、高いレベルで会話することが求められる時代が来るということが予測されます。

機械翻訳では「コミュニケーション」は難しい

翻訳

今のところ音声認識で限界がある

AIによって自動翻訳が飛躍的に進歩します。しかし、決してビジネスの分野で使える実用できるというレベルまで達しているわけではありません。それは、音声を認識する機能が完璧ではないからです。

ちょっと考えてみてください。iPhoneの「Siri」の機能 って使ったことがありますか?Siriに話しかけることでお店を調べたり、車のルート検索をすることができるだけでなく、楽しくおしゃべりもできるんです。例えば、「楽しい話をして」と話しかけると、Siriが楽しい話をしてくれます。

でも、ちょっと専門的な言葉を使ったり、難しいことを話したり、長い言葉で話しかけると、ちんぷんかんぷんな回答が返ってきます。なぜでしょうか?それは、「音声認識」の機能が完璧ではないからです。

2018年の時点でAIは完璧に日本語の音声を識別することができません。日本語を上手に聞き取ることができないわけですから、当然、正確に英語に翻訳することもできないというわけです。

「日本語を上手に聞き取ることができない」という壁が、機械翻訳の大きな障害として立ちはだかっているのです。この分野でも日々進歩があるようですが、今のところ、実用レベルには程遠いようですね。

テンポが悪い

わたしは、以前、Google翻訳を使って韓国人の人と話したことがあります。ランチの時にたまたま隣の人が韓国人で、たまたま会話が始まりました。

相手の人が英語も日本語も話すことができず、わたしも韓国語が話せないので、スマートフォンのアプリを使って会話をしたのです。

韓国語がまったくできないわたしにとって、韓国人と話せたことは貴重な体験で、「Google翻訳すごい!」と思いながら話していました。

が・・・、楽しかったのは始めの10分くらいなものでした。アプリを使いながら話すときの会話のテンポの遅さといったらありません。

わたしが一言話し終えると、相手がスマートフォンの画面を見る、もしくは翻訳された音声を聞きます。そして、相手が話し、私はスマートフォンの画面を見て内容を確認します。しかも、その間、相手の顔を見て話すのではく、2人ともスマートフォンを見ながら話しているのです。

韓国語がゼロのわたしにとってGoogle翻訳はありがたいと思う反面、このテンポの悪さはどうにかならないかと思ったものです。結局それほど会話も弾まずに会話が終了しました。

むしろ最後のほうは「めんどくさいな」と思いながら話していたぐらいです。自分で話せたほうがやっぱり便利です。

気持ちが伝わりにくい

機械翻訳が解決できないであろう問題の一つが「気持ちを伝える」ということです。

さきほどの韓国人と話した時の状況に戻りますが、機会翻訳を使うときは、2人ともスマートフォンを取り出し、画面をちょくちょく見ながら会話するというかんじでした。

「face to face」という言葉もありますが、基本的に相手の顔を見て話すのが好きなわたしにとって、その時間が 決して心地よいものとは感じませんでした。

やはり言語は「コミュニケーション」です。相手の言葉だけでなく、相手の仕草や表情、声のトーンなどを感じながら話すことこそ「コミュニケーション」だと思うのです。

映画の例を考えてみてください。洋画を字幕なしで見たいと思ったことはありませんか?

映画は字幕が出ていますし、吹替版のものもあります。それでも、わたしたちは「洋画を字幕なしで見たい」と思うものです。

字幕を見ながらの視聴だと、どうしても目線が字に焦点が合ってしまい、スクリーンに映されている細かい表現にまで目が届きにくくなります。 人間の脳は基本的に一つのものにしか焦点を合わせることができません。なので、どうしても俳優の顔を見ながらではなく、字を見ながら映画を見てしまいます。

吹替版は、それはそれで良いと思うのですが、何しろ俳優とは別の人の声です。好きな俳優の声は生の声で聞きたいと思うものですよね。

映画を見るとき、俳優さんの顔の表情や声のトーンを感じながら見たほうが断然面白いですよね。入ってくる情報が全然違います。

映画の場合でさえそうなのであれば、面と向かって話す相手であればなおさらです。機械に頼っていては、コミュニケートするという点で限界があります。

Google翻訳を使って、なんとなくの会話ができたのはもちろんよかったのですが、それはまったく話せないよりはマシといった程度のことです。やはり、言語は自分で話し、自分で聞き取るのが一番です。

信頼されにくい

またまた、韓国人とGoogle翻訳を使って話した時の状況に戻るのですが、あまり会話が弾まなかったもう一つの要因は、「この翻訳で本当に合っているの?」という疑念がずっと残ったまま話していたことです。

韓国語はまったくわからないので、訳された内容が正しいのかどうか、本当に言いたいことを伝えられているのか、失礼なことを言っていないのかなど、ずっと不安な気持ちが残ったまま会話することなってしまいました。

幸い、その時は見ず知らずの人だったので良かったのですが、これが、「大事なお客様」とか「ビジネスの相手」だったとしたらと考えるとぞっとします。

やはり、英語で話す時も、自分の発言に自信を持って話したいですよね。外国人とコミュニケーションするうえで英語のスキルは絶対に必要です。

グローバル化は加速する

グローバル

一昔前は「メイド・イン・ジャパン」なんて言葉がよく使われていました。わたしが大好きな映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中でも「ドク、日本製は最高だぜ」といったセリフもあったほどです。

もちろん、今でも世界的に日本製は高品質だと信頼されています。しかし、海外企業のテクノロジーの進歩には目を見張るものがあります。

以前は「液晶はシャープ」だとか、「携帯音楽プレイヤーはソニーのウォークマン」だとかいってました。しかし、今ではテレビはLGやサムスンといった韓国企業に追いやられ、スマートフォンが登場してからは、携帯電話市場はアップルの独占状態です。

さらに、以前は「メイド・イン・チャイナ」という言葉は、質が悪い商品の代名詞でしたが、そのイメージも変わりつつあります。中国企業も質と価格の面で大幅に向上して、海外進出を目論でいる中国企業も増えてきました。

ファーウェイなどは日本でも有名で、ガジェット系の雑誌などを見ると、絶賛されている中国製のスマートフォンもたくさんあります。中国製を使うことに抵抗を感じる人も減っているのかもしれませんね。

こういった状況から予測できるのは、将来、海外から日本に入ってくる企業が増えるであろうということ。それから、海外に進出していく日本企業が増えるだろうということです。

多くの日本企業は、日本国内だけで市場規模を拡大し続けるのは限界があると感じています。アメリカやヨーロッパ、そしてアジアなど、様々な国でビジネスを発展させていくことができる企業こそ、グローバル社会で生き残れる企業だといってよいでしょう。

海外から商品を取り入れる必要は今後も増加するでしょうし、逆に、日本の商品も海外に輸出する必要もさらに出てくるでしょう。海外に拠点を作る必要もあるかもしれません。

この時にベースになる言語は、もちろん英語です。アメリカやヨーロッパはもちろんですが、中国、韓国といった国と交渉する際にも英語は用いられます。

英語ができなければ、日本だけ国際競争から取り残されてしまうといった状況に陥りかねません。その上で、英語はマストなものです。

ちょっとネガティブな話になってしまいましたが、別に日本の企業に将来がないといっているわけではありません。

海外の商品の質が上がってきていて、イノベーティブな商品もたくさん生み出されているは間違いないのですが、海外の人から見て、日本の商品は依然として高い評価を受けています。外国に行くと、知らない人から「ホンダ」とか「トヨタ」とか呼びかけられたりします。

また、「メイド・イン・ジャパン」のイメージに加え、「日本人は真面目で勤勉だ」といったイメージも持たれているので、それもビジネスにプラスに働きます。

日本の技術力と、イメージは非常に良いので、あとは英語ができればといったところでしょうか。日本人は英語できる人があまり多くありません。また、はっきりと自分の意見を言うことできる人も多くありません。

つまり、今の日本の商品力を、英語で上手に伝達することができれば、まだまだビジネス拡大の余地は残されいてるということです。

楽天、ユニクロといった大手企業が、英語公用語化してますよね。そういった企業は、海外展開に積極的であること、海外の現地スタッフとコミュニケーションを図るといったことが狙いとして挙げられているようです。

今後も、そういう企業が増えてくると考えられますので、今のうちに英語を身につけるなら、ビジネスにおいて有利な立場に立つことができるに違いありません。

必要でなくなるどころか、逆に高いレベルを求められる

英語の必要性

ますますレベルアップする日本人の英語力

日本人は「英語を読み、聞き取ることができるが、話すことができない」と言われてきましたが、時代は変わろうとしてます。文科省を中心に早期英語教育に力が入れられているからです。特に2020年度から学習指導要領が変わるようです。

小学生は3年生から英語の授業が始まる

2020年度から始まる新しい学習指導要領では、「外国語活動」が3年生から必修になります。そして、5年生から英語が教科となって成績がつくようになります。

英語には基本的に「聞く」「話す」「読む」「書く」といった4技能が関係しています。新しい学習指導要領では、この中の「聞く」「話す」を中心として授業が行われるようになるようです。

3・4年生まずは、「聞く」「話す」の授業が行われ、「読む」「書く」は行われません。「読む」「書く」に慣れた後、5・6年生から「読む」「書く」も授業に加わっていくことになります。

そして、小学校の授業のなかでは、文法を教えないようです。小学生のうちから英語に親しんでおき、中学生になってから文法を勉強するという仕組みになっています。

この方法なら、英語を「話す」という本来の目的が達成されそうですね。将来のこどもたちが楽しみです。

大学入試の英語の試験も変わる

実は大学入試も2020年度より大きく変わります。これまでは、リーディングとリスニングにウェイトが置かれていました。2020年度よりスピーキングとライティングを重視する方針に変わるようです。

それに伴い、中学や高校の授業の方法も変革されることが期待されています。つまり、「アウトプット中心」の授業になることが予想されています。

2020年以降に大学に入学してくる、つまり2024年頃に社会人になる若者にとって、英語を「話せる」のは当たり前になっているかもしれません。将来が楽しみではありますが、同時に「自分もがんばらなくては!」という気にさせられますよね。

高い英語力を求められる

英語がペラペラな若者たち、ますます加速するグローバル社会、はたまたスマートフォンによる自動翻訳・・・。これらの現実から導き出すことができる答えは何でしょうか?

そう、それは、「英語の必要は100%無くならない」ということです。むしろ今までよりも高い英語力が求められることが予想されます。

今であれば、英語を少し話しただけで「すごい!」と思われるかもしれません。しかし、将来の若者にとってその程度のレベルは当たり前のことかもしれません。

また、今、「簡単な英語であれば話せる」という人はどうでしょうか?数年度、その人の「簡単な英語」より、自動翻訳のほうがレベルが高い、なんてことになっているかもしれません。

せっかく英語を勉強しているんだから、それを「武器」にできるぐらいのレベルまでがんばりたいものです。むしろ、「ちょっと話せる程度」では、将来そのスキルはなんの役にも立たないものなってしまう可能性があります。ぜひ、高い志を持って英語の勉強に取り組んでいきましょう。

この記事が気に入ったらシェア
おすすめ記事
関連記事